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解禁 山口百恵



 ’20年5月29日、山口百恵のほぼ全音源がようやくサブスク解禁された。引退40周年記念か、単に時代の流れに抗いきれなくなっただけか……ともかく、彼女の作品が手軽に聴けるようになったことを喜びたい。






 ‘09年に当ブログで紹介した2つの山口百恵入門コンピレーションCD『横須賀から来た女』『VITA SEXUALIS』を早速プレイリスト化した。いずれも阿木燿子(作詞)と宇崎竜童(作曲)が手掛けた作品ばかりで構成されていて(前者は一部、宇崎以外の作曲者作品も含む。作詞はすべて阿木燿子)、前者は「プレイバック Part 2」に代表されるツッパリ歌謡系、後者は百恵の最高傑作「曼珠沙華」に代表される情念系の楽曲が中心。この2つのコンピレーションは最高水準の山口百恵を手っ取り早く楽しめる究極のベスト・オブ・ベストなので、興味のある方には、‘09年に私が書いた序説+全曲解説とあわせて一聴をお勧めしておきたい。11年も前に書いた記事なので、今読み返すと、やけに硬い言葉遣いや強い語気、文章全体に漂う異様な熱気が恥ずかしいのだが(当時、私は完全に山口百恵にイカれていた)、それでも、これから山口百恵を聴く音楽マニアにとって最良の入り口のひとつであることは間違いないと思う。

※『横須賀から来た女』の8曲目「たそがれ祭り」はサブスク未解禁(YouTubeで聴ける。プレイリストにはローカルファイルで収録)。ベスト盤『THE BEST プレイバック』(’78年6月21日発売)で発表されたこのレア曲は近年のCD編集盤に未収だったため、今回のサブスク解禁から漏れてしまった。もうひとつの解禁漏れ曲「東京の空の下あなたは」とあわせてサブスク用シングルとして配信して欲しいところ。






 この2つは7〜8年くらい前に私が新たに作った百恵のコンピレーションCD。阿木+宇崎以外の作家作品も含め、『横須賀から来た女』『VITA SEXUALIS』からこぼれ落ちた佳曲をテーマ別にまとめたもので、『RUMOURS』がロック系、『lullaby』が癒し系の作品集。『横須賀から来た女』『VITA SEXUALIS』で百恵にハマり、もっと深堀りしたいと思った人にお薦め。特に“大人のための子守唄集”をコンセプトにした後者は大充実の内容で、個人的にも就寝時などに愛聴していた。この2つをネタに新たな百恵記事を書くつもりでいたのだが、結局、書かないまま今日に至る。


 それにしても、まともに山口百恵を聴くのは久しぶりのことだ。一度サブスクに慣れるとCDは全くと言っていいほど聴かなくなるし、サブスクにないアーティストは自動的にリスニングの対象外になる。今回、こうして彼女の作品が現代のリスナーに解放されたのは本当にめでたいことだ。解禁後、早速『沢田研二 vs 山口百恵』『美空ひばり vs 山口百恵』といった、私以外に誰も作らないような馬鹿馬鹿しいプレイリストを作って楽しんでいる。それらはまた機会を改めて紹介することにしたい。



山口百恵 Momoe Yamaguchi (part 1) ~序説(2009.01.17)
山口百恵 Momoe Yamaguchi (part 2) 〜『横須賀から来た女』(2009.01.18)
山口百恵 Momoe Yamaguchi (part 3) 〜『VITA SEXUALIS』(2009.01.30)
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