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レゲエ・パンデミック



 感染ミュージシャン続出。




THE REGGAE PANDEMIC 1977-1990
Reggae-Infected Songs by Non-Reggae Artists

Do You Really Want To Hurt Me (1982) - Culture Club
What’s Love Got To Do With It (1984) - Tina Turner
Tonight (1984) - David Bowie and Tina Turner
Wot’s It To Ya (1986) - Robbie Nevil
Down Under (1981) - Men At Work
Tell Me A Little Lie (1982) - Huey Lewis & The News
Watching The Detectives (1977) - Elvis Costello
African Reggae (1979) - Nina Hagen Band
I Can’t Lie To Myself (1981) - Joan Armatrading
Walking On The Moon (1979) - The Police
Fools In Love (1979) - Joe Jackson
Private Life (1980) - The Pretenders
The Tide Is High (1980) - Blondie
Why (1982) - Carly Simon
Overseas Telegram (1981) - Serge Gainsbourg
Dear Addy (1981) - Kid Creole & The Coconuts
Walking In The Rain (1981) - Grace Jones
Ghost Town (1981) - The Specials
If Music Could Talk (1980) - The Clash
Yellow Moon (1989) - The Neville Brothers
Have A Heart (1989) - Bonnie Raitt
Paradise (1986) - Taj Mahal
Shockwaves (1981) - Funkadelic
Ready Or Not (1982) - Gil Scott-Heron
Oh Jamaica (1984) - Billy Preston
Love Is The Seventh Wave (1985) - Sting
Bobo Tempo (1988) - Huey Lewis & The News
Don’t Worry Be Happy (1988) - Bobby McFerrin
Sunshine Reggae (1983) - Laid Back
Master Blaster (Jammin’) (1980) - Stevie Wonder
Symphony Of Love (1981) - Patti Austin
I’ll Be Your Baby Tonight (1990) - Robert Palmer and UB40


 昔から音楽の世界では、スウィング、マンボ、ロックンロール、ボサノヴァ、ディスコ、ヒップホップ……という具合に、時代によって色んな国や地域から新型サウンドが生まれ、現在の新型コロナ並みの強い感染力で世界的な大流行を巻き起こしてきた。中にはディスコのように爆発的に蔓延して短期間であっさり収束したものもあるし、ロックンロール、ボサノヴァ、ヒップホップのように、大きな流行の後も一定の強い感染力を保ち、普通の風邪と変わらないような慢性的な音楽ジャンルとして定着したものもある。レゲエもその中のひとつだ。

 ’60年代後半にジャマイカで発生したレゲエは、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズらの活動によって世界各地に広まり、’70年代から’80年代にかけて大流行した。その感染力と感染範囲の広さは歴代の流行音楽の中でもトップレベルで、ジャンルを問わず、世界中のミュージシャンたちがこの音楽ウイルスに感染し、“ウンチャカ、ウンチャカ”と裏拍でリズムを奏でるようになった。プレイリスト『The Reggae Pandemic』は、’80年代を中心にその様々な発症例を集めたものである。

 ジャマイカ国外における初期のレゲエ・ウイルス感染者には、ポール・マッカートニー、ジョン・レノン、ポール・サイモン、レッド・ツェッペリン、エルトン・ジョン、エリック・クラプトン、ローリング・ストーンズ、ロバート・パーマー、ボズ・スキャッグス、ビリー・ジョエルといったミュージシャンがいて、’70年代前半〜中頃にかけて様々なレゲエ感染曲を発表した。但し、それらの症例はこのプレイリストには含まれていない。そこまで対象範囲を広げると、通しで鑑賞できる尺(映画と同様、長くても2時間程度)にはとても収まらない上、’70年代と’80年代ではサウンドの質感が大きく異なるため、非時系列で曲を並べることも難しくなる。’80年代に焦点を当てたこのプレイリストでは、その音楽的な源流でもあるニューウェイヴ期までを収録対象とし、最古で’77年のエルヴィス・コステロ「Watching The Detectives」まで遡ることにした(これが’80年代サウンドと調和するギリギリのラインではないかと思う)

 1曲目のカルチャー・クラブ「Do You Really Want To Hurt Me」(1982)を中心軸に、大ヒット曲から隠れた名曲まで様々なタイプの作品を収録し、なるべく包括的に’80年代レゲエ・パンデミックを捉えられる内容にした(ニーナ・シモン「Baltimore」とビル・ウィザーズ「Heart In Your Life」を収録できなかったのが残念。前者は現在Spotifyで再生不可。後者は半月ぐらい努力したが、どうにも入れる余地がなかった)。気持ち良く聴き進められるよう、曲順にも細心の注意を払った。レゲエの大きな波が世界を席巻し、ポジティヴなヴァイブが広がっていく様子を感じてもらえれば嬉しい。

 コロナと違い、レゲエ・ウイルスは感染した方が心身に良い。病は気から、と言う。あなたもレゲエを聴いて、免疫力を高めてみてはいかがでしょう。



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