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ビートルズ vs レッド・ツェッペリン



 暇つぶし。




The Beatles vs Led Zeppelin

Two Of Us [Naked Version] (1970/2003) - The Beatles
Bron-Y-Aur Stomp (1970) - Led Zeppelin
Day Tripper (1965) - The Beatles
Heartbreaker (1969) - Led Zeppelin
I’m Down (1965) - The Beatles
Rock And Roll (1971) - Led Zeppelin
Everybody’s Got Something To Hide Except Me And My Monkey (1968) - The Beatles
Celebration Day (1970) - Led Zeppelin
Savoy Truffle (1968) - The Beatles
Misty Mountain Hop (1971) - Led Zeppelin
For You Blue (1970) - The Beatles
Boogie With Stu (1975) - Led Zeppelin
Blackbird (1968) - The Beatles
Bron-Yr-Aur (1975) - Led Zeppelin
While My Guitar Gently Weeps (1968) - The Beatles
Babe I’m Gonna Leave You (1969) - Led Zeppelin
Helter Skelter (1968) - The Beatles
Immigrant Song (1970) - Led Zeppelin
Birthday (1968) - The Beatles
Moby Dick (1969) - Led Zeppelin
Yer Blues (1968) - The Beatles
The Lemon Song (1969) - Led Zeppelin
I Am The Walrus (1967) - The Beatles
Kashmir (1975) - Led Zeppelin
Ob-La-Di, Ob-La-Da (1968) - The Beatles
D’yer Mak’er (1973) - Led Zeppelin
Something (1969) - The Beatles
The Rain Song (1973) - Led Zeppelin
Come Together (1969) - The Beatles
Dazed And Confused (1969) - Led Zeppelin
I Want You (She’s So Heavy) (1969) - The Beatles
How Many More Times (1969) - Led Zeppelin

 コロナのせいでどこへも行けないので、家でおとなしくゲーム。ビートルズの16駒とレッド・ツェッペリンの16駒を使って一人でチェスをやってみた。’60年代と’70年代を代表するイギリスの二大ロック・バンド、世紀の頂上対決!

 さすがに後発のツェッペリンの方が全体的に押しているが、彼らが指した王手「Dazed And Confused」に対してビートルズが最後に指す「I Want You (She’s So Heavy)」は詰みかもしれない。この重さに太刀打ちできるツェッペリンの駒は何だろう。「Whole Lotta Love」? 「No Quarter」? 一応「How Many More Times」で返してみたが、返し切れたか定かでない。果たしてどちらが勝ったのか。


Longest_Daze.jpg


THE LONGEST DAZE OF ROCK N ROLL 1967-1977

Light My Fire (1967) - The Doors
All Tomorrow’s Parties (1967) - The Velvet Underground
Hey Jude (1968) - The Beatles
Sympathy For The Devil (1968) - The Rolling Stones
Dazed And Confused (1969) - Led Zeppelin
I Want You (She’s So Heavy) (1969) - The Beatles
21st Century Schizoid Man (1969) - King Crimson
Iron Man (1970) - Black Sabbath
Layla (1970) - Derek & The Dominos
Won’t Get Fooled Again (1971) - The Who
Stairway To Heaven (1971) - Led Zeppelin
Highway Star (1972) - Deep Purple
Money (1973) - Pink Floyd
In Every Dream Home A Heartache (1973) - Roxy Music
Red (1974) - King Crimson
Kashmir (1975) - Led Zeppelin
Bohemian Rhapsody (1975) - Queen
Station To Station (1976) - David Bowie
Achilles Last Stand (1976) - Led Zeppelin
Hotel California (1976) - Eagles
Marquee Moon (1977) - Television
“Heroes” (1977) - David Bowie
Heroin (1967) - The Velvet Underground
The End (1967) - The Doors

 こちらは’67~’77年に発表された演奏時間が長いロックの超ウルトラ有名曲ばかり集めたプレイリスト。全24曲、2時間59分。“ロックのいちばん長い日(々)”、あるいは、3時間で分かるロック最後の11年。

 選考基準は約6分以上の曲であること。そして、大抵の音楽ファンが知っている(少なくともロック・ファンなら間違いなく知っているだろう)有名曲であること。ロキシー・ミュージック「In Every Dream Home A Heartache」のみ5分29秒とやや短い上、他に比べて知名度がちょっと落ちると思うが、グラム・ロック系の曲がひとつ欲しかったのでおまけで採用した(6分35秒の「If There Is Something」でも悪くないが、「In Every Dream Home~」の方が流れ的に良い)。ジャズ、ファンク、ディスコ、サイケなどには6分以上の長尺曲がいくらでもあるが、それらは対象外。ロックの中でもリスナーが限定されるプログレ曲や、「American Pie」のようなフォーク系も外した。

 最後の2曲を除き、収録曲はすべて厳密に発表順で並べてある。’67年から始まるのは、これらロックの有名長尺曲の多くに共通して漂う、袋小路に追い込まれるような切迫感や悲壮感、負け戦を戦っているような徒労感・空虚感、また、ある種の幻惑感(ドラッグのサイケデリアともちょっと違う)や終末的・退廃的なムードの端緒が、’67年のドアーズとヴェルヴェット・アンダーグラウンドの長尺曲にあるように思われるからである。’77年というのはセックス・ピストルズ『Never Mind The Bollocks』の発表年で、いわばロックが死んだ年。このプレイリストは、ロックという巨大な怪物/ファンタジーが爆発炎上しながら臨終に向かっていくラスト11年間のドキュメントでもある(なんちて)。聴いていると高熱でうなされているような気分になってくるので、あまり多くの人にお薦めはしない。

 『The Beatles vs Led Zeppelin』を作って、ビートルズ「I Want You (She’s So Heavy)」に対抗できる曲がレッド・ツェッペリンにはあるだろうか……と考え込んでしまったのだが、このプレイリストを聴くと、「I Want You (She’s So Heavy)」が出た僅か2週間後、イギリスの別のバンドがそれを見事に凌駕する曲を発表していたことを思い出す。あと、私はこのプレイリストを作って、「Hey Jude」と「Sympathy For The Devil」が同じコード進行だということに初めて気付いた(発売は「Sympathy~」の方が後だが、録音は先。ミック・ジャガーは「Hey Jude」を聴いて「Sympathy~」を書いたわけではない)


ZeppMSG73.jpg


Led Zeppelin - The 16 Songs at MSG, 29 July 1973

 レッド・ツェッペリンのコンサート映画/ライヴ盤『The Song Remains The Same(永遠の詩/熱狂のライヴ)』(1976)が収録された’73年7月27~29日のマディソン・スクエア・ガーデン公演の最終日、全16曲のセットリスト・プレイリスト。

 セットリストのプレイリスト化は個人的に結構好きで、他にもお気に入りアーティストでいくつか作っている。実際のライヴ音源でなければ意味がない、と思う人もいるかもしれないが、スタジオ音源で作るからこそ面白い。コンサートのセットリストというのは、いわばその時点におけるそのアーティストのベスト曲集である。スタジオ音源でそれをプレイリスト化すれば、アーティスト自身が選曲し、曲順を考えた特別なベスト・アルバムが出来るのである。

 ツェッペリンでは他に’71年9月24日’72年10月2日の武道館公演セットリストをプレイリスト化してみたが、この’73年7月29日のMSG公演の選曲・曲順が何と言っても素晴らしい(「Bring It On Home」の中盤部分だけ抜き出して「Black Dog」の前にぶち込めないのが残念)


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70s HARD ROCK CAFE: Highway to Hell

Born To Be Wild (1968) - Steppen Wolf
Highway Star (1972) - Deep Purple
Paranoid (1970) - Black Sabbath
Breadfan (1973) - Budgie
Superstition (1973) - Beck, Bogert & Appice
Sweet Emotion (1975) - Aerosmith
Micky’s Monkey (1977) - Mother’s Finest
Cheap Sunglasses (1979) - ZZ Top
Down On The Street (1970) - The Stooges
Down Home (1969) - The Bob Seger System
I’m Gonna Booglarize You Baby (1971) - Captain Beefheart
Dominance And Submission (1974) - Blue Öyster Cult
The Rocker (1973) - Thin Lizzy
Mississippi Queen (1970) - Mountain
All Right Now (1970) - Free
30 Days In The Hole (1972) - Humble Pie
We’re An American Band (1973) - Grand Funk Railroad
Rock The Nation (1973) - Montrose
Free-For-All (1976) - Ted Nugent
Slow Ride [Single Version] (1975) - Foghat
Boogie (1970) - UFO
School’s Out (1972) - Alice Cooper
Devil Gate Drive (1974) - Suzi Quatro
20th Century Boy (1973) - T. Rex
The Ballroom Blitz (1973) - Sweet
Cherry Bomb (1976) - The Runaways
Barracuda (1977) - Heart
Communication Breakdown (1969) - Led Zeppelin
D.O.A. (1979) - Van Halen
Highway To Hell (1979) - AC/DC

 先月のヴァン・ヘイレン記事で紹介した’80年代ハードロック曲集『80s Hard Rock Cafe: Highway to the Paradise City』の’70年代版。スパンは’68~’79年。『80s Hard Rock Cafe』はアルバム1枚につき1曲という制限で選曲したが、こちらはバンド1組につき1曲。何と言ってもハードロックの一番の全盛期なので、通しで鑑賞可能な尺で仕上げるとなると、それくらいの制限を設けないと収拾がつかなくなる。全30曲、きっかり2時間。

 有名バンドの有名曲ばかりだが、流れと勢い重視であまり知名度の高くない曲も多少入っている。レニクラ「Always On The Run」みたいなベック・ボガート&アピス「Superstition」(スティーヴィーのカヴァー)、ツェッペリン「Custard Pie」になぜかミラクルズが乗ってしまうマザーズ・ファイネスト「Micky’s Monkey」、ストゥージズと間違えそうになるボブ・シーガー・システム「Down Home」、ジミヘンの代わりに入れたシン・リジィ「The Rocker」あたりが個人的にはお薦め。’70年代ハードロック曲の中で私がとにかく好きなのは、「Walk This Way」と並ぶエアロスミスの代表曲「Sweet Emotion」(映画『愛と栄光への日々』でジョーン・ジェットが歌っていた)で、これは普通に大推薦しておきたい。垂直落下するジェットコースター(フリーフォール)みたいな本当に凄い曲だ。爆音推奨。

 あと、どうでもいい話だが、スージー・クアトロ「Devil Gate Drive」の前にウィングス「Hi Hi Hi」(1973)を入れるかどうかで最後まで悩んだ。「Hi Hi Hi」からの「Devil Gate Drive」というのは、私が30年くらい前のカセットテープ時代によくやっていた鉄板の繋ぎなのだが、今回はテーマがハードロックということもあって、音が軽めなウィングスは結局外すことにした(30曲、2時間で収めるためにも)。ただ、アリス・クーパー「School’s Out」と「Devil Gate Drive」の間に「Hi Hi Hi」を入れると、より盛り上がることは確かである。

 地獄へ向かってハイウェイを爆走する、エンジンが火を吹くまでとにかく走り続ける、というのが編纂コンセプト。コロナのせいで外出できず、家で鬱憤がたまっている人はどうぞ。


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 おまけ。’37年5月6日にニュージャージーの海軍航空基地で起きたヒンデンブルク号爆発事故の彩色写真。『ナウシカ』の巨神兵みたいだ。



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