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JUMP!: Best of David Lee Roth and Van Halen



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JUMP!: Best of David Lee Roth and Van Halen

Jump (1983)
Tattoo (2012)
Ain’t Talkin’ ’Bout Love (1978)
It’s Showtime! (1991)*
Goin’ Crazy (1986)*
Panama (1984)
Unchained (1981)
Tobacco Road (1986)*
Dance The Night Away (1979)
California Girls (1985)*
Just Like Paradise (1988)*
Running’ With The Devil (1978)
And The Cradle Will Rock... (1980)
She’s My Machine (1994)*
Romeo Delight (1980)
You Really Got Me (1978)
Hot For Teacher (1984)
Yankee Rose (1986)*
So This Is Love? (1981)
She’s The Woman (2012)
Intruder (1982)
(Oh) Pretty Woman (1982)
Just A Gigolo / I Ain’t Got Nobody (1985)*

*David Lee Roth solo

 なぜか今まで一度も発売されたことがないデヴィッド・リー・ロス在籍期のヴァン・ヘイレンとロスのソロ曲(Warner Bros.在籍時)を合わせたCD尺のベスト・アルバム。全23曲、80分。2020年に私はなぜこんなものを作っているのだろう……(そして、シャーデー・ブログでなぜこのネタなのだろう……)


Eat both and smile


Van Halen x David Lee Roth - EAT BOTH and SMILE

 私は決してデヴィッド・リー・ロス派というわけではなく、サミー・ヘイガー時代のヴァン・ヘイレンも同じくらい……と言うか、むしろデヴィッド・リー・ロス時代以上に好きだ(った)。中学生の頃、私はヴァン・ヘイレンのファンで、特にサミー・ヘイガー加入後の1作目『5150』(1986)を愛聴していた。新相棒スティーヴ・ヴァイと組んだ同年のデヴィッド・リー・ロスの1stソロ・アルバム『Eat ’Em And Smile』も同様に強烈な作品で、当時の両者の暴れっぷりには凄いものがあった。

 これは『5150』の全9曲と『Eat ’Em And Smile』全10曲中の8曲(オールディーズ路線の「I’m Easy」「That’s Life」を除く)を交互に並べて両者を合体させたマッシュアップ・プレイリスト(基本的にオリジナルの曲順通りだが、流れを良くするためごく一部順序を変えてある)。どちらも似たようなサウンドなので絶対美味いだろうと思って作ってみたら、案の定、美味かった。「赤いきつね」と「どん兵衛きつね」をどんぶりで混ぜて喰うのに近い。すごい満足感が味わえる。


Aftershock.jpg


Van Halen - Aftershock 1986-1996

 ソロ曲と合わせてデヴィッド・リー・ロス期ヴァン・ヘイレンのCD尺ベストを作ったので、サミー・ヘイガー期も作ろう……と思って取り掛かったら、どの曲も削ることができず、こうなってしまった。ヘイガー在籍期の4作品『5150』『OU812』『For Unlawful Carnal Knowledge』『Balance』(1986〜1995)に、映画『ツイスター』(1996)サントラ提供曲「Humans Being」を加えた計43曲が1曲ずつ交互に並んでいる(メドレー式に途切れなく繋がっている曲は隣り合わせになっている)。3時間24分。ヘイガー期ヴァン・ヘイレンの4作品がひとつのまとまった大作として聴ける“ヴァン・ヘイガー”ファンのための究極のプレイリスト。

 デヴィッド・リー・ロス期もサミー・ヘイガー期もそれぞれ良さがあるが、私がヘイガー期を好むのは、リアルタイムで聴いたヴァン・ヘイレンが基本的に彼の在籍時代だったことと、サウンドがポップ寄りで聴きやすいこと(特に『5150』)、あとは、ヘイガー期の方が真面目にロックしている分、より純粋にエディ・ヴァン・ヘイレンの音楽センスを楽しむことができるからである。デヴィッド・リー・ロス期のヴァン・ヘイレンは、ロスの濃すぎるキャラやエンターテインメント志向が邪魔くさく感じられることがあるのだが(まあ、それが良いのだが)、サミー・ヘイガーは“ヴォーカリスト”という枠から絶対にはみ出ることがない。ロスには、エディがソロを弾いているとき、すぐに横からヌッと顔を出したりするようなイメージがある(まあ、それが良いのだが)。要するに、私がヴァン・ヘイレンを好きなのは、エディ・ヴァン・ヘイレンが好きだからである。


Van_Halen_Synthesizer.jpg


JUMP: Best of Van Halen with Synthesizer

1984 (1984)
Jump (1983)
When It’s Love (1988)
Why Can’t This Be Love (1986)
Dancing In The Street (1982)
Mine All Mine (1988)
Dreams (1986)
Right Now (1991)
Sunday Afternoon In The Park (1981)
One Foot Out The Door (1981)
I’ll Wait (1984)
Feels So Good (1988)
Not Enough (1995)
Love Walks In (1986)

 小学生の頃、「Jump」のMVで目眩のするようなシンセ・ソロをにこやかに弾くエディ・ヴァン・ヘイレンの姿を見ながら、子供心に“この人、天才だ”と思ったことを覚えている。その気持ちは今でも少しも変わらない。

 これは「Jump」をはじめとする、シンセ・キーボードを使ったヴァン・ヘイレンの曲ばかり集めたプレイリスト。もしかすると、ヴァン・ヘイレンの普通のベスト盤以上にエディ・ヴァン・ヘイレンの天才性が感じられるかもしれない。

 シンセサイザーは他のハードロック・バンドも多用していたが、ヴァン・ヘイレンほどそれを大胆かつ効果的に使ったバンドはいなかったと思う。例えば「The Final Countdown」(1986)というヨーロッパの有名曲がある。あの大仰なシンセ・リフは(私に言わせれば)ダサいが、「Jump」のリフはちっともダサいと感じない。なぜだろう。それは「The Final Countdown」のリフ(エイジア「Only Time Will Tell」のパクリに聞こえる)が恐らく金管楽器で置き換え可能なのに対して、「Jump」のリフやソロが、あのシンセの音色でしか奏でようがない全く独特な書法で成り立っているからではないだろうか。バッハ「トッカータとフーガ」にオルガン以外の音色が考えられないように、「Jump」の演奏にシンセ以外の楽器など考えられない。ヴァン・ヘイレンはレッド・ツェッペリンから莫大な影響を受けているバンドだが、「Jump」のシンセ使いに関しては、『In Through The Out Door』(1979)収録の彼らのシンセ曲群も間違いなく超えているだろう。エディ・ヴァン・ヘイレンは演奏技術自体も凄いが、とにかく“音”そのものに対する感度が抜群に鋭かったと思う。私にとって彼は、プリンス、MJ、ジョージ・マイケルなどと並ぶ’80年代ポップ・ミュージック界の天才の一人である。


80s hard rock cafe


80s HARD ROCK CAFE: Highway to the Paradise City

Still Of The Night (1987) - Whitesnake
Get Up (1986) - Van Halen
Wasting My Time (1988) - Jimmy Page
Get It On (1988) - Kingdom Come
Wanted Dead Or Alive (1986) - Bon Jovi
Yankee Rose (1986) - David Lee Roth
Girls, Girls, Girls (1987) - Mötley Crüe
I Hate Myself For Loving You (1988) - Joan Jett & The Blackhearts
Poison (1989) - Alice Cooper
Bad Medicine (1988) - Bon Jovi (1988)
Dude (Looks Like A Lady) (1987) - Aerosmith
Heatseeker (1988) - AC/DC
Shake Me (1987) - Cinderella
I Want You To Rock Me (1988) - Vixen
Pour Some Sugar On Me (1987) - Def Leppard
Love In An Elevator (1989) - Aerosmith
Thunderstruck (1990) - AC/DC
Dirty Deeds (1990) - Joan Jett & The Blackhearts
Nasty Nasty (1986) - Black ’N Blue
Black And Blue (1988) - Van Halen
Dead, Jail Or Rock ’N’ Roll (1989) - Michael Monroe
My Baby Wants To Rock And Roll (1990) - Iggy Pop
Your Mama Don’t Dance (1988) - Poison
Everything I Want (1988) - The Dogs D’Amour
7 O’Clock (1990) - The Quireboys
Hard To Handle (1990) - The Black Crows
Paradise City (1987) - Guns N’ Roses

 私は決してハードロック少年だったわけではないが、’80年代後半にアメリカのトップ40を熱心に追いかけていた洋楽好きにとって、ボン・ジョヴィ、シンデレラ、モトリー・クルー、デフ・レパード、ホワイトスネイク、エアロスミス、ガンズン・ローゼズ等々、当時のヒットチャートを賑わせていた数々のハードロック曲は非常に馴染みのあるものだった。これはそうしたスリージーなバッドボーイたちの往年の名曲を集めたプレイリスト。全27曲(いい数字)、きっかり2時間。

 スパンは’86年〜’90年の5年間で、なるべくコンパクトに纏まるよう、アルバム1枚につき1曲という制限を設けて選曲した。基本的にヒット曲/代表曲を選んだが、流れと勢いを重視して敢えてアルバム曲を選んでいる場合もある。気分は“鋼鉄の馬に乗ってパラダイス・シティを目指す”。このプレイリストはその2時間のハイウェイ・ライドのBGMである。

 “パラダイス・シティ(楽園の街)”は多分、どこにもない。ロックンロールの聴きすぎで夢と現実の区別がつかなくなったドン・キホーテたちの冒険譚としてお楽しみいただきたい。



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