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You "Need To Know" TheColorGrey



 You knock me off of my feet now baby... Heeee!




 Need To Know
 (Grey/Niel Soetaert)
 
 Can I light your fire up
 take you higher up
 I need to know
 And can I be the one to make you smile
 I need to know now baby, baby
 I need to know now baby, baby
 
 君を燃え上がらせて
 舞い上がらせていい?
 教えてくれ
 君を笑顔にしちゃってもいい?
 教えてくれよ ベイビー
 教えてくれよ ベイビー
 
 Got this girl on my mind
 And she already know
 Gotta make this one mine
 Been plotting on the low
 Made me feel some type of way
 When a nigga saw the ass
 Couldn't let her get away
 So I really had to ask
 Said I'm from the A-town
 But I wonder where you from
 'Cause you looking so fly
 And you shine just like the sun
 Said I'm from the A-town
 But I wonder where you from
 'Cause you made me look twice
 Got me thinking you the one
 
 俺の意中の女の子
 彼女も気付いてる
 射止めてやろうと
 こっそり計画中
 気分はまるで
 美尻を見たニガ
 見過ごせなくて
 思わず声をかけた
 俺はあっちの町
 君はどっちの町?
 君は超カワイくて
 太陽みたく眩しい
 俺はあっちの町
 君はどっちの町?
 思わず二度見で
 君に決まり
 
 All the things we could be
 I could show if you rolling with me
 Please don't think it's just lust
 Me and you
 We could live it up
 
 俺たち一緒なら
 素敵なことが盛り沢山
 単なる下心じゃない
 俺と君なら
 楽しくやれる
 
 [Hook]
 
 I got a thing for you
 Wrote a song to sing for you
 You be looking like the woman I would cop a ring for
 And you can ask around the city
 I'm the topic of discussion
 I ain't lying, it's for real
 Ain't no discussion
 Baby you deserve a mill
 If you need my two cents
 With you I'm tryna build
 Let me get the blueprint
 And then we just spark as we retrospect
 On a whole other level we should try to connect
 
 君に夢中さ
 君に捧げる歌も作った
 君は指輪を贈りたくなる女性
 街で訊いてみ
 俺の話で持ちきり
 マジな話
 議論の余地なし
 君は犯罪モノ
 こんな俺でよかったら
 一緒にどうだい
 思い描くよ
 俺たちスパークしまくる
 別次元で繋がっちゃう
 
 [Pre chorus + hook]
 
 One time for my Al women
 Looking so damn fly
 Make the grown men cry now
 One time for the Al niggas
 Never shy to say hi
 When you just can't let her pass by
 Why u telling me to mind my business
 Unless you got a man I ain't with it
 See I'm a human being
 And you're a human being
 We can have a conversation
 Why you gotta be so mean
 
 最高にマブい女性たちに
 ひとこと
 大の男を泣かせてやりな
 ニガたちにひとこと
 これはと思う子がいたら
 思い切って声をかけな
 付き合ってる男もいないのに
 なんで突っぱねるんだい
 俺だって人間だし
 君だって人間
 会話しようよ
 意地悪せずに
 
 You don't wanna feel the pain
 I can follow
 But let me put a thing on your mind
 What you gonna say when tomorrow
 I'm like the only thing on your mind
 That's why you should unlock that phone
 04..
 If you call that's what's up
 If you don't, you don't
 I just think that's fair
 But let's be clear
 We can both feel something in the air
 So let's get it now
 
 辛い思いをしたくない?
 分かるよ
 でも明日になれば
 そんな気持ちも変わって
 俺のことばっか考えてるかも
 だから電話くれないか
 04…
 くれればお喋りできる
 くれなきゃそれまで
 仕方ない
 でもはっきり言って
 俺たち互いに何か感じてる
 だから思い切ろう
 
 [Hook]


04.. 日本の“090”に当たるベルギーの携帯電話の頭番号


TheColorGrey2.jpg

 ストロマエを生んだベルギーからまた一人、素晴らしい若者が現れた。トップ画像が『Thriller』である理由は埋め込み動画で確認して(そしてニヤニヤして)もらうとして、ここでは“灰色”と名乗るこの新人について書くことにしたい。

 カラーグレイ TheColorGrey(本名 Will Michiels)は'94年生まれ、アントワープ出身のラッパー/シンガー・ソングライター。コンゴ人の母親とフラマン人の父親の間に生まれた黒人と白人のハーフ。8歳からビートボクシングを始め、趣味で音楽をやっていた父親や兄から譲り受けた機材を使い、やがて自ら作詞作曲やトラック作りにのめり込むようになったという。ベルギーの主な公用語はフラマン語(オランダ語)とフランス語の2つだが、彼のリリックはすべて流暢な英語で書かれている。

 '16年3月、スパイク・リー作品からタイトルとジャケット・デザインを借りたデビューEP『Do The Right Thing』を発表(「Need To Know」MVの冒頭でも同映画のオープニング・クレジット場面が引用されている)。同郷のラッパー、ウッディ・スモールズ Woodie Smalls が客演したMJ「The Lady In My Life」使いの「Watch Yo Back」他、EPは自己プロデュースによる全6曲を収録。取り返しのつかない過ちを犯してしまった若者の心境をメロウなトラックに乗せて綴ったシングル曲「Sins」が国内メディアから注目され、同年夏にはWarner Music Beneluxとの契約に漕ぎ着けた。


TheColorGrey3.jpg
Rebelation
Digital: Warner Music Benelux, 5 May 2017

Don't Wonder / Walk That Road / Clear Blue Skies [feat. Wayi] / Thin Lines / Comme Il Faut/Two Sides To A Coin / On Lock / Fixed [feat. Darrell Cole] / Wide Awake In 2K / Rounds / On & On / Need To Know / Someday [feat. Oddisee] / Silence Speaks

Produced by Grey, except "Walk That Road", "Clear Blue Skies", "Comme Il Faut/Two Sides To A Coin", "Rounds", "On & On" by Grey & Niel Soetaert

 今年5月に発表されたカラーグレイの1stアルバム『Rebelation』CD発売あり)は、'17年最大の掘り出し物のひとつである。制作はグレイ自身と、ライヴ活動にも参加している相棒の白人ギタリスト、ニール・スータートの2人。穏やかなピアノ伴奏をバックにメロディアスなラップを聴かせる冒頭曲「Don't Wonder」から、トラップやグライム色に染まった昨今の欧米メインストリームのヒップホップとは明らかに違う雰囲気が漂う。ビートには部分的にトラップ的なところもあるが、彼のトラックにはソウルやジャズ色を帯びたメロウなものが多い。サグ感のない地に足の着いた日常感覚の自然体なリリックや、温もりのあるソウルフルなサウンドは、ジャケットの渋めなセンスも含め、アルバムにも1曲「Someday」で客演しているアメリカの叙情派ラッパー/トラックメイカー、オディシー(彼も今年素晴らしい新作を出した)、あるいは、今年1月にデビュー作を発表したイギリスの新鋭ラッパー、ロイル・カーナー Loyle Carner に近いものがある。ついでに、シングルとして'16年秋に発表されていた「Silence Speaks」のサンプリング・センスが、オディシーも所属するMello Music Groupのトラックメイカー、オランジュ L'Orange にそっくりだと言えば、このアルバムの大体の雰囲気が分かってもらえるかもしれない。特筆したいのは、前年のEP『Do The Right Thing』でラップ一本だったグレイのヴォーカルが、本作からラップ&歌の二刀流になっている点。彼の歌声や節回しは、ちょっと栄養の足りないスティーヴィー・ワンダーのようで、ソウル・ファンにも強くアピールする。中でも、ネオ・ソウル感溢れる「On & On」「Need To Know」の2曲はアルバムを代表する強力ナンバーだ(「On & On」は別エントリーで歌詞を和訳する予定)。熱すぎも冷たすぎもせず、音も言葉も常温なところが良い。

 昨年、1stアルバム『You're A Man Now, Boy』を出したラリー・リッチー Raleigh Ritchie という英ブリストル出身のラッパー/歌手/俳優がいるが(彼の「The Greatest」という曲は私にとって'16年の年間フェイバリット・ソングのひとつだった)、カラーグレイは彼とロイル・カーナーを混ぜたような逸材である。『Rebelation』に続き、グレイは今年11月、R&B色を強めた5曲入りの新作EP『In Between Phases』を早くも発表。同時にゴールドリンクの欧州ツアーの前座を務めてもいる。今のところ彼の名はほとんど欧州でしか知られていないが、一味違うヒップホップを求めている日本の音楽ファンには、是非とも彼の作品をチェックしてほしい。

TheColorGrey4.jpgTheColorGrey5.jpg
Do The Right Thing (EP, 22 March 2016)
In Between Phases (EP, 10 November 2017)


「スパイク・リーは大好きだ。率直に物事を語る才能豊かで立派な実績を持つアーティストだよね。スパイク・リーの映画名“Do The Right Thing”は、自分の人生を切り開いていく上で指針のようなものになると感じたんだ。自分の音楽や、アーティスト/人間である自分自身のために“正しいことをするんだ”という思いが込められてる」

──カラーグレイ(6 August 2016, UGFrequence)



関連記事:
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