2017.02.04 Sat
マシューマンのレコード棚
シャーデーのレコード棚に続いて、今度はスチュアート・マシューマンのレコード棚を覗いてみよう。
彼は大のヴァイナル愛好家で、ニューヨークの自分の部屋に大量のレコード・コレクションを持っている。彼の愛好する音楽は、ジャズ、リズム&ブルース、ソウル、ファンク、レゲエはもちろん、ロックンロール、ハード・ロック、パンク、ニュー・ウェイヴ、サントラ、ラウンジ音楽、民族音楽、クラシック等々、実に多岐にわたる。彼はオールジャンルとにかく何でも聴く、筋金入りの音楽マニアである。
彼はインスタグラムで、そのコレクションの中から時々、お気に入りの盤、インスピレーションを与えてくれる盤、最近買った盤などを紹介している。ここではそれらの投稿写真をまとめてみた。シャーデーの次回作のヒントがこの中に隠れているかも?
「マックスウェルと新曲のインスピレーション探し。クランプスを引っ張り出して何になるかはさておき……」(17 March 2016 @stuart_matthewman)
マシューマンのレコード棚は想像通りだっただろうか、それとも意外だっただろうか。すっかり某雑誌の連載記事みたいになってしまったが……。
趣味の広さ、引き出しの多さは、さすがシャーデーの司令塔という感じである。これら膨大な音の記憶の中から、状況に応じて適切なサウンドが導き出されるのだろう。ロック系レコード(ハード・ロック、グラム、パンク、ガレージ)の多さが、いかにも'70年代のイギリス育ちという気がする。シャーデーがブラック・サバスやクラッシュをカヴァーする日はやって来るのか?!
※写真はすべてスチュアート・マシューマンとツイン・デンジャーのインスタグラムより。各写真にリンクされた元の画像ページで、キャプションと共により大きな画像が見られる。リンクが張られていない最後の4つのレコード写真(ブレンダ・リー4枚、『Out There with Betty Carter』、『Doo Wap Ballads』、チャック・ベリー他12枚)は、かつてツイン・デンジャーのインスタグラムに投稿され、現在は削除されているもの。ツイン・デンジャーのインスタグラムは、'13年から'14年前半にかけての1年半分の投稿が、ある時点でごっそり削除されてしまった。彼らはその時期、'15年にDeccaから発売されることになるアルバム『Twin Danger』とほぼ同内容の自主制作CD『Pointless Satisfaction』を売ってインディー活動をしていた。'14年にDeccaと契約を結んだことで、混乱を避けるため古い情報をまとめて削除したのかもしれない。これにより、'13年4月の来日時に投稿された日本での写真も消えてしまった。上記の4つのレコード写真はその頃に投稿され、私が保存していたものである。チャック・ベリー他12枚は“日本で手に入れたレコード”として紹介されていた(『Out There with Betty Carter』と『Doo Wap Ballads』もそうだったかもしれない)。
追記('17年2月14日):
'17年2月9日にマシューマンのインスタグラムに新たに投稿されたジュリー・ロンドンのレコード画像を追加。
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