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シャーデー新譜『SOLDIER OF LOVE』2010年2月8日発売!!!!

SOLDIER_OF_LOVE_SADE.jpg

 シャーデーのニュー・アルバムが遂に発売される。ガオー!!!!!
 
 彼らの公式サイトで、アルバム・タイトル、カヴァー写真、発売日が発表された。
 タイトルは『SOLDIER OF LOVE』。発売日は2010年2月8日。カヴァー写真は上の通り。
 
 新作の発売情報を巡っては数ヶ月前に色々あったが、遂に正式なお告げである。
 今年6月の時点で報じられた、“制作はまだ初期段階”というスチュアート・マシューマンの発言から、完成はもっと遅れるのではないかと予想していたが、驚くほど早く上がった。前作『LOVERS ROCK』('00年11月14日発売)から10年、正確には9年3ヶ月ぶり、シャーデー通算6枚目のオリジナル・スタジオ・アルバムである(やっぱり、ちっとも早くない)。一時は女ビル・ウィザーズか、あるいは、山口百恵のように永遠に帰ってこないのではないかとも思われたが……アデュ、やればできるじゃないか!


 しかし、それにしても、このジャケは一体何なのだろう。これはちょっと衝撃的だ。
 こちらに背を向け、古代都市遺跡を見下ろすアデュ。背中が大きく開いた黒と銀のドレスを着て、引っ詰めた後ろ髪に薄桃色の薔薇を2本挿している。耳にはトレードマークの大きなフープ・イヤリング。これは写真なのか、絵画なのか。この遺跡は実在する場所なのか(似ている場所はいくらでもあるのだが……ちょっとアデュ、そこ退いて全景見せろ!)。アデュが手を置く鉄棒のような物体は何なのか。アデュの視線の先に見える行列のような黒い影は何なのか。悠然と空を飛んでいる鳥は何なのか。そして、久々のアデュは一体どんな顔をしているのか(こっち向け!)……謎は深まるばかりである。

 そして、『SOLDIER OF LOVE』という表題。ジャケから受ける印象だと、“愛の戦士”という感じだろうか。アーサー・アレクサンダーの'62年の同名曲(ビートルズもカヴァー)と関係があるようにも思えない。
 前作『LOVERS ROCK』(2000)、前々作『LOVE DELUXE』(1992)。そして、その更に前の『STRONGER THAN PRIDE』(1988)も、表題曲は「Love Is Stronger Than Pride」だった。今回も、ずばり“LOVE”である。この新譜でも、彼女はやはり“愛”について考え、歌っているはずである。それは一体どんな愛なのか。

 古代の夢の跡のような風景を前に佇むアデュを見るうちに、私は前作『LOVERS ROCK』収録の「King Of Sorrow」の一節を思い出した。

  And all of these remnants of joy and disaster
  What am I suppose to do
 
  この歓びと悲劇の残骸を前に
  私はどうすればいいのだろう
  
 懸命に前を向こうとしながらも、打ちひしがれて悲しみに暮れる女。
 『SOLDIER OF LOVE』のアデュの後ろ姿には、その悲しみをサヴァイヴした女戦士のような猛々しさが感じられる。このイメージは、アデュのポートレイトを素直に使ったこれまでの彼らのアルバム・カヴァーとはまるで質が異なる。かつてない、全く未知のシャーデー。バイラオーラのようなアデュの後ろ姿からは、スペイン~ラテン系の哀切で血生臭いサウンドも想像されるのだが……果たして。

 とにかく、もの凄いものが聴けそうな予感がする。
 心して待ちたい。

 シャーデー、いよいよ帰還である(涙)。


Amaya_soldier_of_love.jpg
伝説のバイラオーラ、カルメン・アマジャ Carmen Amaya
どういう人かは画像をクリックして確認して欲しい
ひとまずこれが今回のシャーデーに関する私の第一印象だ


※2つあるシャーデー公式サイト、www.sade.comwww.sadeusa.com だが、長らく『LOVERS ROCK』期の内容のまま放置されていた前者が、新譜発売日の公表を機にリニューアルされた。後者でも新譜リリース情報が告知されている。


追記(2009.11.27):
 アデュが見下ろしている場所を探すため、マヤ~アステカ遺跡(中米)の写真をネット上で片っ端から見ているのだが、確信が持てる場所がどうも見当たらない。これは本当に実在する場所なのだろうか?
 マヤ文明もアステカ文明も、最終的にスペイン人によって滅亡に追い込まれた。ここで遺跡を見つめる女が仮にその侵略者の末裔だとしたら、このアートワークの意味合いはちょっと複雑である。果たして“愛の戦士”とは?

失われた文明 インカ・マヤ・アステカ(基礎知識はここで)
マヤ遺跡探訪(写真盛り沢山の美しいサイト。感動的充実度)

 現時点でこれ以上の推察は不毛だろう。しかし、ジャケでここまで悩まされるとは……。

| Sade News | 06:01 | TOP↑

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