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皆が待っていたマイケル──『THIS IS IT』

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 THIS IS IT──これだ。
 私たちが知っているマイケル、私たちが待っていたマイケルは、これなのだ。
 
 映画『THIS IS IT』を観たマイケル・ファンは、きっと誰もがそう思ったに違いない。
 
 
 '09年7月13日~'10年3月6日、ロンドンのO2アリーナで全50公演が予定されていたマイケル・ジャクソンのコンサート〈THIS IS IT〉。この来るべき復活の時に向けて、'09年4~6月、マイケルが進めていたリハーサルの模様を収めた同名映画『THIS IS IT』を、私も遂に観てきた。10月28日から全世界同時公開。当初は2週間の限定公開の予定だったが、日本では4日間で50万人以上を動員する大ヒットを受けて、2週間の期間延長も決定した。

 事前に目にしていた予告編映像や写真などから、かなり期待のできる作品であることは分かっていた。何と言っても、マイケル・ジャクソン、最後の姿である。何を見ても大丈夫なようにしっかり心の準備をして劇場へ足を運んだが、この映画を鑑賞した後の私は、事前に全く予想もしなかった不思議な感動に包まれていた。圧倒された、とか、打ちのめされた、とか、そういう感動ではない。それは何か、じわじわと全身に染み渡っていくような、とても静かで深い感動だった。


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 公開から5日目の新宿ピカデリー。スクリーンが10あるこのシネコンで、『THIS IS IT』は最も大きい1番スクリーン(580席)で上映されていた。昼の回にもかかわらず、座席は7~8割くらいが埋まっていただろうか。客層は幅広く、下は5歳くらいの子供から、上は70歳くらいの年配者まで、あらゆる種類の人々がマイケルを観に来ていた。猫も杓子も、と言うとちょっと否定的な表現になってしまうが、場内はまさにそのような感じだった。
 サントラ的な同名編集盤『THIS IS IT』は、オリコンで初登場1位を獲得。マイケルのアルバムがオリコン1位になるのは『BAD』以来22年ぶりだという。本当に'87年の初来日時を思わせるような大マイケル・フィーバーぶりである。よく知らないけど話題になってるから、なんか凄そうだから、あるいは、話のネタにでも、という理由で劇場に足を運んでいる人もたくさんいるのだろう。あらゆる人々を巻き込んでこそスーパースターである。そのうち何%かの人が本当にマイケル・ジャクソンというアーティストの魅力に気付けば、それでいい。

 6月25日、日本時間では26日の朝から始まった狂騒的なマイケル祭り。その衝撃的な死を巡ってメディアは様々に囃し立て、空虚で実体のないキング・オブ・ポップ像をさかんに垂れ流し続けた。喧伝される“史上最も成功したエンターテイナー”の偉業の数々、スキャンダラスな生涯、そして、悲劇的な最期。

 そのようなドラマ性や話題性に惹かれて劇場を訪れた人にとって、『THIS IS IT』は期待外れの作品かもしれない(実際、上映中に席を立つ観客も何人かいた)。ここには、整形を繰り返して顔がボロボロのマイケル、肌の色を“脱色”したマイケル、謎めいた私生活を送る変人マイケルは出てこないし、そもそも、この映画でマイケルは死にさえしない。そして、それは確かにコンサート形式の音楽映画ではあるが、彼のステージを特等席で観るような興奮体験ともまたちょっと違う。『THIS IS IT』は、予定されているコンサートに向けて着々と準備を進めるマイケルの人生のある3ヶ月間の様子を、ただ普通に切り取っただけの何の変哲もない記録映画なのである。

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マイケルとケニー・オルテガ

 監督は振付師/映画監督/演出家のケニー・オルテガ。『ザナドゥ(Xanadu)』(1980/ジーン・ケリーの実質的最後の出演作)、『ワン・フロム・ザ・ハート(One From The Heart)』(1982)、『セント・エルモス・ファイアー(St. Elmo's Fire)』(1985)、『プリティ・イン・ピンク(Pretty In Pink)』(1986)、『フェリスはある朝突然に(Ferris Bueller's Day Off)』(1986)、『ダーティ・ダンシング(Dirty Dancing)』(1987)などの映画や、マドンナのヴィデオ「Material Girl」(1985)で振付を担当し、最近では『ハイスクール・ミュージカル(High School Musical)』シリーズ(2006~08)で監督としてもヒットを飛ばす。
 オルテガは'90年代にマイケルの〈DANGEROUS〉〈HISTORY〉ツアーで舞台演出を手掛け、今回の〈THIS IS IT〉でも引き続き舞台演出を任されていた。『THIS IS IT』のリハーサル風景を見ても、オルテガに対するマイケルの信頼の高さは感じられるし、また、オルテガ自身も仕事仲間としてマイケルのために常に最善を尽くそうとしていたことがよく分かる。'09年7月7日にロスのステイプルズ・センターで行われたマイケルの追悼式〈Michael Jackson Memorial〉のディレクションもオルテガによるものだった。

 『THIS IS IT』は、コンサートに参加することになったバック・ダンサーたちが、マイケルへの想いを熱く語るインタヴューから始まる。皆、マイケルを観ながら育ち、憧れの人の後ろでただ踊りたい一心で世界中から集まってきた若者たちである。恐らく皆20代前半くらいだろうから、年齢的には50歳のマイケルの子供であっても全然おかしくない(「Billie Jean」のリハを客席側から観て熱狂する彼らの様子は微笑ましい。あれはたまらないだろう)。劇中には、同じくステージに携わる様々なミュージシャンやスタッフたちのインタヴューが挿入され、全員がそれぞれの想いを胸に、ひとつのファミリーとして、また、プロフェッショナルとして、マイケルのショウをひとつひとつ作り上げていく様子が描かれる。

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 映画のメインは、もちろんマイケルを中心としたコンサートのリハーサル映像。実際のショウの進行に基づいた順序で、各曲のリハーサル風景を丁寧に見せながら進行する。合間にBGM的に登場する曲もあるが、ステージでまともにパフォーマンスが行われる曲を纏めると以下になる。

Wanna Be Startin' Somethin'
Jam
They Don't Care About Us
[incl. Mind Is The Magic / HIStory / She Drives Me Wild]
Human Nature
Smooth Criminal
The Way You Make Me Feel
I Want You Back - The Love You Save - I'll Be There
Shake Your Body (Down To The Ground)
I Just Can't Stop Loving You
Thriller [incl. Threatened]
Beat It
Black Or White
Earth Song
Billie Jean
Man In The Mirror

 基本的にアルバム『THIS IS IT』の通りで、中盤にお約束のジャクソン5メドレーが加わる。また、マイケルがステージで「Speechless」の触りを歌う、ごく短い映像が「Wanna Be Startin' Somethin'」の合間に編集で挿入されていたりもする。
 尚、「They Don't Care About Us」は、途中で「HIStory」が挿入され、最後に「She Drives Me Wild」へ繋がる〈HISTORY〉ツアー版だが、イントロに'95年発表のレア曲「Mind Is The Magic」のビートが加えられ、尚かつそこに「Bad」の一節が乗せられるという更なる合体ヴァージョン。「Thriller」も、アウトロとして「Threatened」のリフが付け加えられた改造ヴァージョンになっていた。

 編集には一定のパターンがある。まず各曲の冒頭にそのパフォーマンスを巡るマイケルとスタッフ/ミュージシャンらのやりとりの場面が置かれ、様々な問題点などが議論された後、完成形に近いパフォーマンスの映像がフル・コーラスに近い長さで登場する。1曲1曲が“メイキング+(ほぼ)完成形”という構成で纏められているため、マイケルの新たなショウが出来上がっていく様子が曲単位でよく分かる。
 ステージ映像は1曲につき2~3回分のパフォーマンスが編集でミックスされ、ひとつの曲の中に別の服を着たマイケルが登場することも多い。ファンとしては、パフォーマンスの各テイクをノーカットで観てみたい気もするが、やはり作品としての完成度を考慮した上で、このようなおいしいとこ取りの編集をしているのだろう。画質の良くない素材を一回り小さいサイズに縮小してまで使っているところを見ると、編集にはかなりの苦心も感じられる(未公開素材はDVD化の際に特典ディスクにてんこ盛りで収録してもらいたい)。

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 さて、肝心のマイケルの様子だが、映画を観る限り、これがもう、笑ってしまうほど普通に快調である。

 もちろんリハなので、決して全開にはならない。本番に向けて力をコントロールし、着実に英気を養う一方、常にアンテナを張って細かな点をチェックし、周囲に頻繁に指示を出しながらショウ全体の完成度を高めていく。ダンスのルーティンにしても、大抵は5~6割の力で動きを合わせている感じだが、それでも突発的に7~8割くらいに持っていく瞬間があったりしてドキリとさせる。動きの切れは、驚くほど良い。

 芸能生活30周年を記念した'01年の特別ショウ〈30th Anniversary Celebration〉を観た時は、年々着実に鈍くなっていくダンスの切れに寂しさを覚えたものだが、『THIS IS IT』のマイケルの動きは、余裕で30代半ば、'92~93年〈DANGEROUS〉ツアーくらいにまで戻っているような印象を受ける。これは、'00年代のどん底マイケルを見慣れ過ぎたことによる単なる錯覚なのだろうか。そして、20代のマイケルすら思わせる、異様なまでにスリムなボディライン。病的に痩せすぎている印象は否めないものの(特に太股のあまりの細さに驚く)、全く無駄のない、空気を切り裂くような肉体の動きは驚異的である。その姿は、痩せ細った身体で、時折、居合抜きのような鋭い動きを見せた最晩年のジェイムズ・ブラウン(シルエットはまるで'60年代のようだった)のステージを思い出させもする。自らの意志で踊っていると言うより、まるで何かに身体を動かされているような感じだ。彼らにはきっと特別なスイッチのようなものがあって、それをオンにするだけで勝手に身体が動くのだろう。

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 また、この映画ではマイケルの生の歌声をたくさん聴くこともできる。
 マイケルは'88年の後期〈BAD〉ツアーの頃からコンサートで部分的にリップシンクを使い始め、'92~93年〈DANGEROUS〉ツアーでその比重が増したのに続き、'96~97年〈HISTORY〉ツアーではほとんどの曲がリップシンクになってしまい、曲の終盤のアドリブ部分のみを生で歌うというパターンが定着していた(ジャクソン5メドレーはさすがに完全に生だったが)。マイケルの場合、コンサート・ツアーでのリップシンクの導入には、パフォーマンスの水準を保つことに加え、レコーディング・アーティストとして咽の酷使をできるだけ避けたい意向があったのかもしれない。

 しかし、『THIS IS IT』のリハーサル映像で、マイケルはかなり多くの曲を生で歌っている。中でも「Human Nature」で聴かせる、全く劣化していない繊細なヴォーカルなど本当に素晴らしい。やはり、歌えば歌えるのである。こんな単純な事実を確認できるだけでも嬉しい。マイケルの生ヴォーカルをここまでまともに聴くのは本当に久しぶりのことだ。

 一方、生のようでありながら、リップシンクに聞こえる曲もいくつかあった。画面で動いているマイケルが実際に歌っているにしては、やけに完成度の高い安定した歌唱。但し、レコードのヴォーカル音源とは明らかに違う。生ヴォーカルでも、レコードのヴォーカルでもない、いわば“第三のヴォーカル”である。ライヴ感を出すために、コンサート用にわざわざ新たなヴォーカルを録音したのだろうか。あれは一体どうなっているのだろう。

 かつての〈DANGEROUS〉ツアーのリハーサル映像を観ると、例えば、本番ではリップシンクだった「Jam」が生で歌われていたりする。〈THIS IS IT〉の場合も、リハで生ヴォーカルだった曲が本番でリップシンクに切り換えられた可能性は十分に考えられるが、ヴォーカルに対するマイケルの真剣な姿勢を見ると、実際、このファイナル・コンサートでは、かなりの曲を生で歌うつもりだったのではないかという気もする。その辺のマイケルの意志については、オルテガやミュージシャンなどの証言によってはっきりしてくるかもしれない(DVD化の際には是非オルテガの音声解説が欲しい)。

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 〈HISTORY〉ツアーから12年経っているだけに、ステージには技術面での進歩も含め、様々な新趣向が見られる。最初に復活コンサートの話を聞いた時は、何か付け焼き刃的な内容を想像してしまったのだが、全く甘かった。マイケルはこちらの想像を遙かに超えるスペクタクルを入念に準備していた。

 感動するのが、このショウのためにわざわざ撮影されたスクリーン用の映像の数々。無数のマイケル・アーミーたちが行進する「They Don't Care About Us」、フィルム・ノワールを引用して寸劇を繰り広げる「Smooth Criminal」、マンハッタンのビル工事現場をシルエットで美しく捉えた「The Way You Make Me Feel」、新映像で生まれ変わった「Thriller」、破壊される森林と幼い少女のドラマを描いた「Earth Song」。中でも、マイケル本人が出演して、ハンフリー・ボガートと追跡劇を見せる「Smooth Criminal」はかなり手が込んでいる。体力的にハードな45度傾斜はなくなったようだが、その代わり、新たな演出でしっかりショウを補う。「Thriller」にしても、オリジナルのスタジオ録音でカットされていたヴィンセント・プライスのナレーション中盤部分を使うなど、曲構成の新しさでも楽しませる。「Threatened」のヘヴィなリフが加えられている点も実にクールだ。「Thriller」の新映像は3Dということだが、お化けが本当に飛び出して客席内を飛ぶという派手な演出まで用意されていた。
 スクリーン用の撮り下ろし映像に関しては、DVD化の際に是非ノーカットでボーナス収録してもらいたい。


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 映画の全体的な印象としては、飽くまで“メイキング・オブ・〈THIS IS IT〉”である。仮にコンサートが無事に行われ、'10年春頃にライヴDVDが発売された場合、その特典ディスクとしてリハーサルを追ったドキュメンタリー映像作品が付けば、まさにこんな感じだろう、と思わせるような内容。それくらい、この映画はマイケルの死と断絶している。
 そして、同時にこれは恐ろしくマニアックな作品でもある。音源で言えば、アルバム『THIS IS IT』の特典ディスクにも収録されている、ファンだけが興味深く耳を傾けるデモ録音のようなものだ。ショウの完成度は、劇中に登場しない(単に撮影されていないか、もしくは、リハ自体が進んでいなかった)レパートリーまで考慮に入れると、およそ60%くらいだろうか。本来、劇場公開されて大ヒットするような作品ではないし、何らかの期待を抱いて劇場を訪れた非マイケル・ファンの一般客が、途中で席を立ったとしても何の不思議もないような映画なのである。

 このマニアックな映画を、より一般向けの娯楽作品にすることは簡単だ。リハーサルを時間軸で編集し、各映像の冒頭に日付を入れ、6月25日に向かっていく悲劇的なエンターテイナーのドラマを構築すればいいのである。疲労でリハを切り上げるマイケル。日程が押して焦る関係者たちの様子。徐々にリハに現れなくなるマイケル。最後の姿は、死後間もなくして公開された6月23日のリハーサル映像になるだろうか。“そして、6月25日……”。マイケルの死を伝える世界中のニュース、マイケルの死を悼む街頭のファンたちの映像を挿入し、最後は、同じステイプルズ・センターで7月7日に行われた追悼式での娘パリスの涙のスピーチで締める。生前の元気なマイケルの姿をスロー・モーションで映しながら、映画は感動的にエンドロールを迎える。

 しかし、オルテガはそのような安易な編集をしなかった。彼は、残されたリハーサル映像の最良の部分をもとに、マイケルの未完のショウ〈THIS IS IT〉を、恐らく可能な限り、予定していた完成形に近い形で映画の中に描き出している。この映画は飽くまで、マイケル、オルテガをはじめ、ステージに携わったスタッフ全員の3ヶ月間の努力と成果を纏めた、純粋な芸術的ドキュメントに過ぎない。


 '00年代、テレビを通じて、裁判所に出廷するマイケル、日本の音楽授賞式やバラエティ番組に出演するマイケル、わけの分からないイベントで来日するマイケルの姿などを目にしてきた。その度に、どうしてマイケルがこんな場所にいなければならないのか、と思った。彼には他にもっとやるべきことが、本当にやりたいことがあるはずではないのか。そして、'09年6月25日以降、世間でカオティックに溢れ返るキング・オブ・ポップの姿──それらは、少なくとも私の知っているマイケルではなかった。

 映画『THIS IS IT』に登場するのは、普通にワーカホリックで、普通に完璧主義で、普通に天才的な、いつものあのマイケルである。ファンがよく知っている、ファンの誰もが待っていた、あのマイケルである。映画の謳い文句“誰も見たことのない彼に逢える(Like you've never seen him before)”は、そういう意味では実に不適切に思える。映画を観ながら私が抱いたのは、何かとても懐かしい人に再会しているような気分だった。

 確かに、マイケルの状態はあらゆる意味で100%ではない。いくら力をセーヴしているにせよ、万全の状態にあるマイケルのリハーサルを100時間以上も撮影していたら、パフォーマンスのぶっ飛び具合はあんなものでは済まなかったと思う。公開を前提に撮影していなかったこともあるだろうが、使える映像自体が極端に少なかった気配がこの映画には多々感じられる。あの極度に痩せた身体で50公演を完走できたとも思えないし、仮に開幕まで漕ぎ着けたとしても、公演期間中に同じ結末が訪れていた可能性も十分に考えられる。

 映画というものは決して現実を語らない。それは、我々と同じような現実を生きている(ように見える)主人公たちがいきなり歌って踊り出すミュージカル映画しかり、その対極にあるように思われがちなドキュメンタリー映画においても言えることだ。映画に現実を求める人は、最初から映画など観てはいけない。映画に何か語れるものがあるとしたら、それは現実ではなく、真実である。
 ケニー・オルテガが『THIS IS IT』で語るひとつの真実──それは、マイケル・ジャクソンというパフォーマーの変わらぬ天才性であり、そして、マイケルがショウ・ビジネスというものを本当に心から愛し、'09年4~6月の3ヶ月間、かつてと同じように、自分の天職に熱心に打ち込んでいたということである。いかに死んだか、ではなく、いかに生きたか。

 この映画には、冒頭に“ファンのために(For the fans)”というメッセージがはっきりと示される。オルテガがファンのためだけに語ったマイケルについての真実。
 私はこの映画を全ての人に勧めようとは思わない。しかし、あなたがもし本当にマイケル・ジャクソンというアーティストに興味があるなら、是非、劇場に足を運んでもらいたいと思う。


 公開から5日目の新宿ピカデリー。平日の昼の回だったにもかかわらず、映画終了後に場内の明かりが点いた時、客席からは大きな拍手が起こった。“ショウほど素敵な商売はない”──天国のマイケルに、私は万感の想いを込めてこの言葉を贈りたい。


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『THIS IS IT』は全国の映画館で'09年11月27日(金)まで公開中


※ところで、『THIS IS IT』で私が個人的に最も興奮した瞬間は、全く思いがけずスクリーンにいきなり『ギルダ(Gilda)』(1946)のリタ・ヘイワースが登場した瞬間だった。そして、続けざまに出てくるハンフリー・ボガート、エドワード・G・ロビンソン。それは「Smooth Criminal」のために新たに制作された映像だった。これについては、確認のため再度劇場で鑑賞した後、別エントリーで詳述したいところだ。


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