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Easy Living [April 2008]

Easy Living
EASY LIVING
Issue: April 2008 (UK)

 イギリスの女性誌 Easy Living の'08年4月号(キーラ・ナイトレイ表紙)に、シャーデー・アデュの最新写真が掲載されている。しかも、なんとヌード。乳ガンに対する若い女性の認識を高めるためのキャンペーンの一環だそうで、アデュの他に、お騒がせシンガーのエイミー・ワインハウス、女優のヘレナ・ボナム・カーターもヌードを披露している。記事は短いインタヴュー付き。

 現物は未確認だが、写真スキャンとインタヴューの起こしがネット上にあったので紹介しておきたい。


Adu Easy Living

 写真はモノクロで、海の中にアデュが全裸で横たわってポーズを取っているというもの。右半身が水中に沈み、左の乳房のみが水面から浮き出ている点が目を引く。美しい写真だが、片方の乳房を呑み込む暗い鉛のような海面が、女性の身体を冒す乳ガンを暗示しているようにも取れる。

 撮影者はロンドンを中心に活動する女性写真家キャロライン・ジャノグリー Carolyn Djanogly で、今回のキャンペーン写真をまとめて担当している(www.auroraphotos.com 内で、彼女の撮影によるエイミー・ワインハウス、シール、レニー・クラヴィッツ、デヴィッド・ボウイ、ボブ・ゲルドフらのポートレイトを見ることができる)。

 以下は同時掲載のインタヴュー。
 
 
シャーデー・アデュ/49才/シンガーソングライター

──自分の身体についてどう思いますか?
「若い頃は痩せすぎる傾向があって、それが悩みでもあったんだけど、今は自分の身体についてあまりあれこれ気にしないわね」
──裸で写真を撮られてみてどうですか?
「皆が服を着ている中で裸っていうのは変な感じだった。しかも冷たい北海で。何のためにやっているのか常に自分に言い聞かせていたわ」
──キャロラインの写真でどんなことが伝わればいいと思いますか?
「服を脱いでしまえば私たちはみんな肉と血だけで、同じ未知の運命に対して無防備だということね。皆が密かに恐れている病気を患っている女性たちには、団結力のようなものがあるの」
──どんな人なら自分の裸を見せてもいいですか?
「上手に頼む人なら」
──自分の身体が年を取っていくのはどうですか?
「この年齢になって自分が健康で生きていられることに感謝できるようになったわ。自分の体型を不満に思うこともあるけど、自分の欠点について私は結構寛容なのよね。変な話だけど、自分の身体の色んな傷が私には妙に愛おしかったりする。個人的な自分だけのタトゥーみたいでね。これまで生きてきたことの証っていうのかしら」


 “裸を見せてもいい人は?”という問いに対して、“上手に頼む人なら(Anyone who asks nicely)”という答えがちょっとニヤリとさせる。老いに関する無理のない自然な回答もアデュらしい。
 ちなみに、彼女のヌード写真はアルバート・ワトソン撮影による'92年のポートレイト以来ということになる。


Amy Easy Living

 この乳ガン啓発キャンペーン写真の中で一番の話題は、2月のグラミー賞で5冠に輝き、すっかり時の人となったエイミー・ワインハウス(24才)。全裸でギターを持つ立ち姿はなかなかの迫力。乳には黒テープが貼られているが、これが海苔に見えるのは私だけだろうか。


Helena Easy Living

 ヘレナ・ボナム・カーター(42才)は行水中。これは至って普通。
 

 インパクトと話題性ではエイミー・ワインハウスがダントツだが、乳ガンというコンセプトを踏まえれば、アデュの写真が最もクオリティが高いと思う。ともかく彼女がこうして積極的にメディアに登場するのは嬉しい。ひょっとするとニュー・アルバムも夢ではないかもしれない。

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