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Daniel Cloud Campos──渾身のマイケル・トリビュート



 ダニエル・クラウド・カンポスがやってくれた。
 彼の最新ショート・フィルム『Like Mike』('11年11月23日公開)の話だ。

 シャーデーの「Love Is Found」にダンサーとして参加したクラウドがいかに面白い男かということは、過去記事“Daniel Cloud Campos──ヒップホップ時代のジーン・ケリー?”に詳しく書いてあるので、そちらを参照してもらいたい。自ら監督・脚本・主演・編集を務める短編音楽映画をYouTube上で次々と発表し、フレッド・アステア、ジーン・ケリー、ドナルド・オコナーらにオマージュを捧げてきたミュージカル馬鹿の彼が、遂にマイケル・ジャクソンをテーマにした作品を撮った。いつかやるとは思っていたが、まさかここまで全開のMJトリビュートになるとは……。私は猛烈に感動した(泣いたぞ)。全MJファン必見。これで世界はもうこの男を無視できない(笑)!


SOME THINGS SHOULD NEVER BE FOUND...

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THE MYSTERIOUS CASE (2011)
Written/Directed/Edited: Daniel Cloud Campos
Cinematography: Morgan Susser
Music: Mike McKnight
Starring: Daniel Cloud Campos, Tamara Levinson, Capo

 笑撃のMJトリビュート『Like Mike』の前に、まず『The Mysterious Case(謎のスーツケース)』という作品を紹介しなくてはならない。これは『Like Mike』への壮大な前振り(笑)となる全4話の続き物の短編で、『Like Mike』が公開される'11年11月23日の4日前、11月19日から4日連続でクラウドのYouTubeチャンネル(floorstatik)で公開された。第1話が2分48秒、第2話が1分15秒、第3話が1分4秒、第4話が1分48秒。全部足しても6分55秒しかない(笑)。

 まず、11月19日公開の第1話。クラウドがアパートのエレベーターで古ぼけたスーツケースを見つける。誰かの忘れ物らしい。一緒にいた愛犬のカポはスーツケースに近寄ろうとしない。謎のスーツケースを自宅へ持ち帰るクラウド。スーツケースには鍵が掛かっていた……。
 クラウド作品の常連、愛犬のカポと、実生活でもパートナーであるダンサー/振付師のタマラ・レヴィンソンが本人役で出演。第1話~4話を通して、スーツケースを巡る物語がホラー・サスペンス調で描かれていく。

クラウドによる作品解説「謎のスーツケースと出会う若者を描いた僕の新作へと繋がる全4話の序章、その第1話。中には何が入っているのか? 続きは見てのお楽しみ! 新作公開の11月23日まで毎日続くのでお見逃しなく!」


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THE MYSTERIOUS CASE: Episode 2

 11月20日公開の第2話。悪夢にうなされて起きるクラウド。部屋の片隅には例のスーツケースがまだある。悪夢はあのスーツケースのせいなのか? きっとこのアパートの住人の持ち物だろう。クラウドは貼り紙を出すことにした──“スーツケース拾いました! 持ち主は23号室までどうぞ”。

クラウドによる作品解説「謎は続く……」


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THE MYSTERIOUS CASE: Episode 3

 11月21日公開の第3話。クラウドがアパートで一人留守番をしていると、玄関のドアを叩く音が。ドアを開けて廊下に出てみると、そこには誰もいなかった。部屋の片隅に置かれたスーツケースが不気味な気配を漂わせる。あの中には一体何が……?

クラウドによる作品解説「謎は続く……。残りあと1話!!」


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THE MYSTERIOUS CASE: Episode 4

 11月22日公開の第4話(最終回)。タマラが帰宅すると、クラウドがスーツケースの前で取り憑かれたように固まっていた。彼にはタマラの話がちっとも聞こえていない。“クラウド!”。呼ばれてようやく彼女の帰宅に気付くクラウド。“そこにあるのはスーツケース?”。“ああ、まだ誰も取りに来ないんだ”。“開いたの?”。“いいや”。平静を装うクラウドだったが、タマラが台所へ消えた瞬間、彼の表情は変わるのだった。スーツケースの錠前は既に開けられていた。彼は中を見たのだ。そこには一体何が?! 最後に“NOVEMBER 23”の字幕が出て全4話の序章は終わる。

クラウドによる作品解説「完結間際の最終回!! 明日11月23日、お見逃しなく! すべてが明らかになる!!」


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LIKE MIKE (2011)
Written/Directed/Edited: Daniel Cloud Campos
Produced: Tova Dann
Director of Photography: Morgan Susser
Music/Choreography: Michael Jackson
Score: Mike McKnight
Sound Design: Daniel Cloud Campos
Hair & Makeup: Tamara Levinson
Starring: Daniel Cloud Campos, Joanie Rapier

 手の込んだ4日連続の前振り短編『The Mysterious Case』に続き、'11年11月23日、遂にクラウドの最新作『Like Mike(マイクのように)』が公開された。11月23日はマイケル・ジャクソンのマッシュアップ・アルバム『IMMORTAL』の世界同時発売日だった。『The Mysterious Case』でクラウドが住んでいるアパートの部屋番号も“23”。つまり、彼は最初からこの日に新作『Like Mike』を公開することを狙っていたのだ。何という気合いの入り方だろうか。6分37秒のショート・フィルムは、彼のセンスとスキルと情熱が爆裂する炎のMJトリビュートとなった。

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なぜかBスタジオにこだわるMJクラウド

 とある雑居ビルの玄関。ひとりの男がドアを開けて入ってくる。眩しい白のラインが入った黒パンツ、白靴下、黒ローファーという足下は、どう見てもMJ。彼はスーツケースを持って階段を上がっていく。MJ風の男はもちろんクラウドであり、手にしているのはエレベーターで拾った例のスーツケースである。外から吹き込んでくる木の葉、足下のショットに被さる“LIKE MIKE”のタイトル文字の消え方、ファンタジー映画風の幻想的なスコアも実にMJ的だ(『ムーンウォーカー』、あるいは「Remember The Time」を思わせる)。階段を上がると、退屈そうに雑誌の頁を繰る若い女がいる。聞き覚えのあるハイトーン・ヴォイスで男が用件を言う。

クラウド「Bスタジオを1時間お願いします」
受付嬢「40分後にダンス教室があるので……。Aスタジオで良ければ1時間から利用できますが」
クラウド「いや、Bスタジオがいい」
受付嬢「分かりました。料金は1時間分を頂……」
クラウド「△□!」
受付嬢「……」
クラウド「それでいい」
受付嬢「35ドルです」

 やって来たのはダンス・スタジオ。クラウドと受付嬢のこの会話からして既に相当に可笑しい。クラウドは後ろ姿と、サングラスをかけた目元(髪の毛が一筋垂れ下がっている)しか映らない。死ぬほど怪しい。“なんだこいつ……”という表情で訝りつつ普通に応対する受付嬢も最高だ。ここでクラウドがBスタジオにこだわる理由はよく分からない。Aスタジオは高いのだろうか。あるいは、BボーイだからBスタジオなのか。ともかく、彼はBスタジオを40分弱、1時間分の料金で借りることにしたのだった。この点から、彼が一刻も早くスタジオに入りたがっていることが窺い知れる。

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遂に開かれる謎のスーツケース

 スタジオに入るMJクラウド。床にはなぜかスモークが漂っている。完全にMJ空間だ。壁の時計は既に6時25分。あと35分しか借りられない。電灯がひとつスポットライトのように灯る暗いスタジオ内で、謎のスーツケースが遂に開かれる。中から取り出されるのは、キラキラ輝く黒ジャケット、スパイ帽、そして、スパンコールで飾られた片方だけの白手袋。そう、クラウドがエレベーターで拾ったのは、マイケル・ジャクソンのスーツケースだったのだ。クラウドの歩き方、ひとつひとつの所作はもちろん、カメラワーク、カット割り、スコア、効果音の付け方に至るまで、すべての演出がいちいちMJ的である。小道具も超リアルで、どう見ても本物にしか見えない。なぜそれがアパートのエレベーターにあったのか、ということはどうでもいい。ともかく彼は、正真正銘、本物のマイケルのスーツケースを拾ってしまったのである。なんという幸運。これでオレも踊れるぜ……マイクのように!

 スーツケースから黒ジャケット、スパイ帽、白手袋を取り出すという演出は、言うまでもなく、'96~97年〈HISTORY〉ツアーの「Billie Jean」に倣ったものだ。クラウドはスーツケースを開き、封印されたキング・オブ・ポップの魔法を手にしてしまうのである。キングの衣裳をひとつひとつ身につけるクラウド。「Remember The Time」の触りに続き、「Don't Stop 'Til You Get Enough」イントロが'95年MTVアワォード風に流れ、いよいよMJパワーがクラウドに宿り始める。「Smooth Criminal」イントロのヒット音と共に、ダンスフロアがスポットライトで照らし出される(笑)。さあ、準備は整った。若きダンサーよ、その帽子を被るがいい!

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キター! 驚異のMJパワー!

 クラウドがスパイ帽を被った瞬間、「Billie Jean」のビートが鳴り始める。ここからの展開はもう圧巻と言うしかない。逆光のライトに照らされ(何気に「Rock With You」風)、全身にMJパワーを漲らせるクラウド。驚異的スピードと切れ味で次々とMJムーヴを連発していく。マイケル、キてる! キまくってる! マイケルの物真似芸人も真っ青の完全コピーぶり。細身の身体から繰り出される超シャープなダンス・ムーヴは、'80年代の無敵マイケルの域に迫るかという程のカッコよさだ。無茶苦茶にカッコいいのだが、これが同時に無茶苦茶に可笑しい(笑)。クラウドの切れ切れな動きとシンクしたテンポの速いカット割り、細切りで畳みかけるように編集された「Billie Jean」が、“マイケル、キてる感”をリアルに演出する。もちろん、ダンス・ムーヴのひとつひとつに効果音を入れることも忘れない。カクカク・ダンスに合わせてゼンマイのカチカチ音が鳴るのが最高だ(映像だけでなく、これら一連のサウンド編集もすべてクラウドが自分でやっている)。超MJ。MJのダンス魂が取り憑いているようにしか見えない。スーツケースはやはり本物だったのだ(笑)。このダンス場面の凄さは、とにかく実際に見てゲラゲラ笑ってもらうしかない。

 MJの所持品を使って奇蹟のダンスを手に入れたクラウド。ムーンウォーク、トウ・スタンド、ロボット・ダンス、高速スピン……何でもござれ。調子に乗ってMJダンスを踊りまくるクラウドだったが、勢いよくマイケル・キックを決めた瞬間、突然、大いなる悲劇に見舞われるのだった。

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悲劇的な結末がクラウドを待ち受ける

 思い切り足を振り上げて捻った瞬間、彼は右足を骨折してしまう。体勢を崩した勢いで、左足と左腕も次々と骨折。倒れ込んで苦痛にあえぐクラウド。そこに現れる警句──“DON'T IMITATE... ORIGINATE(模倣するべからず……創造せよ)”。MJの持ち物に手をつけ、勝手に人のダンスを自分のものにしたクラウドにバチが当たったのだ。やはりパクリはいけない。スタジオの真ん中で身動きできなくなったクラウド。やばい。7時までに退室しなければいけないのに!
 ここからは完全にいつものクラウド調である(爆笑短編『The Rain Dodger』と似た展開)。BGMは「Wanna Be Startin' Somethin'」(笑)。まさに“Stuck in the middle(真ん中で身動き取れず)”で“Got to be startin' somethin'(何とかしないといけない)”状態だ。右腕1本だけで必死に這いながら扉へ向かうが、這っているうちにその右腕も骨折してしまう。タイムリミットの7時が刻々と迫る。終いにはアゴだけで這っていくが(長いアゴが思わぬところで役に立つ)、遂にそのアゴまで骨折してしまう(笑)。もはや声を上げることすらできない。万事休す。哀れなクラウドを、最後に恐るべき惨劇が襲うのだった……(決してひとりでは見ないでください)。

 最高の6分37秒である。これまでMJからの影響をあまり露わにすることのなかったクラウドが、ここまで真正面からMJに向き合い、彼を礼賛する作品を撮ったことにまず感動する。妥協を許さないその完璧なコピーぶり。ダンスはもちろん、マイケルの映像・舞台作品の細かい演出までデフォルメしながら巧みに再現している。“マイケルっぽさ”とは何なのか。『Like Mike』を見ると、MJスタイルというものが、歌やダンスだけでなく、実に多くの特徴的な演出要素によって成り立っていることが逆によく分かる。歩く足下や、指を鳴らす手元のクローズアップだけで、“あ、マイケル!”と分かるというのは、考えてみればスゴいことである。クラウドは映画作家としてもMJ作品をきちんと研究している。MJスタイルを忠実に再現する『Like Mike』を見ながら、私は、先人たちのステップをひとつひとつ再現してみせるセヴィアン・グローヴァーの姿を思い出した(過去記事“ビートでポン!──Takeshi visits Savion Glover's studio”参照)。優れたアーティストは往々にして模倣の天才でもある。

 しかし、クラウドはMJの模倣に甘んじることはない。偉大な先人の芸を完璧に模倣しておきながら、彼は最後にそれを御破算にする。それはMJのものだからだ。どんなアーティストでも最初は先人の模倣から始める。そして、徐々に自分のスタイルを作り上げていく。マイケルもそうだった。彼が先人たちを模倣しながら超えていったように、後続たちも最終的にMJを超えていかなければいけない。そのためには、自分自身に徹底的に向き合わなければいけない──“ORIGINATE”とはそういうことだろう。クラウドのこの真摯なメッセージに私は打たれる。マイケル信者の中には、もしかするとこの作品を見て不快に思う人がいるかもしれない。クラウドは決してマイケルをネタにしてふざけているわけではない。彼は真剣にふざけている。パロディとしてもトリビュートとしても、これは本当に最高の作品だと思う。マイケルがこれを見たら、きっと大いに笑い転げ、感激したのではないだろうか。

 先述の通り、『Like Mike』は'11年11月23日、マイケルのマッシュアップ・アルバム『IMMORTAL』の発売日に合わせて公開された。『IMMORTAL』というアルバムは、MJをテーマにしたシルク・ドゥ・ソレイユの同名舞台('11年10月2日初演)のサントラとして発表されたものだが、クラウドとタマラ・レヴィンソンの2人は、実はトラヴィス・ペインらと共にこのショウに振付師として名を連ねている。舞台『IMMORTAL』の制作に関わり、改めてMJ(に対する自分の想い)に向き合ったことが、恐らく彼にこの短編を撮るきっかけを与えたのだろう。磨き抜かれたダンス、練りに練られた映像、そして、洒脱で人懐こいユーモア。MJに対するクラウドの想いがひとつひとつのカットから伝わってくる。比類なき大傑作MJトリビュートだ。

クラウドによる作品解説「決して拾ってはいけないものがある。決して開けてはいけないものがある。……そして、決して盗んではいけないものがある。比類なき人がいる……マイクのように。自分自身に忠実であれ。そうすれば“自分”という比類なき存在になれる……。
 これは“キング”その人に捧げるショート・フィルムです。マイケル・ジャクソン、あなたが音楽を通じて世界中に広め続けた魔法、メッセージを通じて僕たちの心に根付かせてくれた変化する力、ダンスを通じて僕たちの魂に注ぎ込んでくれたエネルギー、歌声を通じて僕たちに与えてくれた歓喜と感動の涙が忘れられません。あなたの贈り物に永遠に感謝します。MJ、僕たちはあなたを愛しています!!!」


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南アフリカ旅行のドキュメンタリー『Singita Lebombo - The Big Five』

 最近のクラウド作品としては、他に『Singita Lebombo - The Big Five』という約9分の短編がある('11年9月26日公開)。クラウドが仲間と南アフリカ共和国へ旅行に行った際のドキュメンタリーで、クルーガー国立公園でサファリを楽しむクラウドやタマラたちの様子が見られる。編集に趣向が凝らされていて、即席風ながらきちんと映像作品として完成されている。最高なのは、4人がジープに乗りながらトーケンズの「The Lion Sleeps Tonight(ライオンは寝ている)」をハイ・テンションで歌う場面。9月初頭にシャーデーを観にラスベガスへ飛んだ際、私も太平洋上で偶然この歌を耳にし、同じようにテンションが上がりまくったことがあった。同じ頃、クラウドたちも南アフリカで同じ歌を聴いて盛り上がっていたのだ。個人的な体験とも重なり、この場面には大いに共感してしまった。バカバカしくもツボを押さえた選曲と演出に、改めてミュージカル映画作家としての彼の確かなセンスを感じる。


SEE WHAT YOUR MENTOR SEES (AND SEE HOW HE BECAME WHAT HE IS)

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 “師を見るな、師が見ているものを見よ”という言葉がある。技芸の伝承における金言である。ただ師だけを見てその技を模倣するなら、芸は先代の劣化コピーにならざるを得ない。師は一体何を見て、何を感じ、何を考えているのか。師の視点に立ち、その芸を実現している心理や思考、ヴィジョンまで共有することで、はじめて師の芸を真に継承することができる。

 マイケルは別に歌舞伎役者や落語家ではないので、“2代目”は必要ない。しかし、マイケルが例えばフレッド・アステアの後継者だったように、その営みを引き継いで正しく発展させていく人間はいるべきである(いて欲しい)。クラウドの場合、マイケルと同じように映画史を溯り、同じものを見て同じように感動してきているため、単純にMJを原典とする数多の劣化コピー群(例えば、○ーヨのヴィデオとか)とは一線を画する“MJらしさ”が作品に感じられる。彼は昔の映画が持っていた底抜けの楽しさをよく知っていて、マイケルがかつてそれをMTVというメディアを使って再生させたように、今、インターネットというメディアを使って再生させている。YouTubeで次々と公開されるクラウドの短編映画に、私は'80年代にテレビの洋楽番組でマイケルの新作ヴィデオに触れていた時のようなワクワク感・ドキドキ感を覚える。こんなに面白くて、思わず何度も繰り返し観てしまうような音楽ヴィデオ(短編ミュージカル映画)は、今そうあるものではない。

「僕のゴールは映画だ。長編映画の脚本を書いてるところで、僕はそこで監督と役者をやりたい。短編や音楽ヴィデオを撮ってきたから、今度は長編を撮りたいんだ。ダンス映画さ。本格的にダンスを取り入れた作品にしたいと思ってる。近年よくあるコマーシャルなものではなくてね」(23 January 2011, Koreanroc.com)

 以前にも紹介したクラウドの発言である。私はマイケルに、SFファンタジー映画ではなく、ずばり“ダンス”をテーマにした映画を作って欲しかった。結局、マイケルはまともな長編映画をひとつも作ることができなかったが、クラウドならやってくれそうな気がする。マイケルなき後、ミュージカル映画を救えるのはもうこの男しかいないのではないか。ダニエル・クラウド・カンポスからますます目が離せなくなった。


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