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シャーデー、菜食主義を断念!



 シャーデー・アデュがベジタリアンでないことは、'84年の初来日時に撮られた焼肉を食べている写真からも窺い知れるわけだが、実は彼女、イギリスの田舎町で暮らしていた過去9年間に関しては完全な菜食主義で通していたという。パブリック・イメージ的には確かにそういう感じがしないでもない。しかしながら、アデュはそれほど意志の強い人間ではなかったようで、最終的に“禁肉”の誓いは脆くも崩れ去ったのだった。

 Los Angeles Times紙による'10年10月のインタヴューで、“私は如何にして菜食主義を断念し、再び肉を食べるようになったか”についてアデュが激白している。


HOW I LEARNED TO STOP BEING A VEGGIE AND LOVE MEAT AGAIN

 アデュは自分の家の農場に何頭か子羊を飼っているという。

「あまり言いたくないんだけど、農場を駆け回ってる子羊たちを眺めてたら、よだれが出てきちゃって。一匹捕まえて脚をもぎ取ってしまいそうになったから、これは急いでタンドリー・ショップに行かなければ、と。ヘンよね。とにかく、今すぐ肉を食べるしかない、と思ったのよ。良かれと思ってずっと菜食主義で通してたんだけど、一時的なものだったみたいね」

 なんじゃそれ(笑)。まあ、しかし、実際、肉は美味しいのだから仕方がない。こういう自然体な(?)ところがこの人の良いところである。


 ネルソン・ジョージによるこのインタヴュー記事では、ツアー時期が遅れた理由についても触れられている。アルバムがまだ旬である'10年夏頃にツアーをやるべきだったのでは、という問いに対して、アデュはこう話す。

「プロモーション的にはその方が理に適ってるでしょうね。でも、私には準備ができてなくて……。アルバムの宣伝とは別に、自分が正しいと思うようにやるべき場合もあると思うから」

 ツアーが遅れたことには、やはり仕事と家庭の両立という問題もあるようだ。ツアーに集中するため、家を長期間空けられる時期を検討していたということだろう。娘のアイラ('11年7月で15歳)も、今回は母親のステージをしっかり見ることができる。

「何をやるにせよ、やってる時はそれしかない。他のことは構ってられなくなる。料理をしたり、スープを作るのなら、美味しく作りたいもの。でなきゃ、やる意味なんてないでしょ?」


 同インタヴューでは、自分の人種的アイデンティティについての話(“多分、私は白人というよりは黒人に近いと思う”)の他、ジェイ・Zからのコラボレーションの申し出を断ったことについても明かされている。アデュはなぜ外部のアーティストとの共演を頑に拒むのか?

「恐くて無理。自分の正体がバレてしまうから。オズの魔法使いみたいにね。私が何でもないということが判ってしまうもの。コラボレーションということなら、私はバンドとコラボしてるし、自分たちでちゃんとやれてるから。曲はバンドのみんなで書いてるし、私は自分をそういうバンドの一員だと思ってる」

 '10年2月にも、カニエ・ウェストやドレイクがシャーデーとの共演を希望していることが話題になった。その時もアデュは以下のように発言していた。

「(カニエやドレイクから)連絡はもらってないと思うけど。自分の安全圏外で仕事するのはずっと避けてきたから、コラボレーションはしたことがないの。安全圏にいることで私は私自身でいられるし、試行錯誤もできる。自分のやり方だと安心できる。何か期待されてる状況ではやりたくないの。自分は期待に応えられないと思うから」(16 February 2010, National Post)

 このあたりの徹底した自己プロデュース意識が、シャーデーをシャーデーたらしめているのだとつくづく思う。先日のアリシア・キーズとの共演はまさに例外中の例外。アデュはよほどアリシアのことを信用しているのだろう。

 尚、コラボレーションには消極的なアデュだが、サンプリングされることは大歓迎だそうだ。

「サンプルの許諾ということなら、私はきっと西洋で一番安い女よ」


 Los Angeles Times紙のこのインタヴュー記事は、以下で読むことができる。

Sade's whims haven't failed her yet by Nelson George(PC)
Sade's whims haven't failed her yet by Nelson George(Mobile)

| Sade News | 01:50 | TOP↑

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