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Prince──おかしな関係



 突然だが、プリンスの「Strange Relationship」(1987)を和訳する。
 
 レヴォリューション時代に作られ、最終的に『Sign "O" The Times』で発表された作品。歌詞はシンプルだが、性格はひねくれている。私は映画『パープル・レイン』の“ミネトンカ湖”の場面を思い出しながらこれを訳した。この憎みきれないろくでなしぶりは、まさにプリンス。いわゆる代表曲ではないが、「How Come U Don't Call Me Anymore?」や「She's Always In My Hair」などと同様、ファンからは格別の想いを寄せられている曲だと思う。ディアンジェロの「Ain't That Easy」(2014)は、末期ビートルズがマリファナをキメながらこれをカヴァーしたような曲だった。

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| Man's Man's Man's World | 08:00 | TOP↑

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Michelle Gurevich──恋はお休み




 ビバ、孤独。

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| Diva Legends | 02:40 | TOP↑

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PJ Harvey──恐怖の巨大ハマグリ



 いきなりPJ・ハーヴェイの話。
 
 先日アップしたリアン・ラ・ハヴァスの渋谷クラブクアトロ公演記事の中で、“私が初めてこの会場を訪れたのは'93年7月、PJ・ハーヴェイの初来日公演のときだった”と書いたが、後で確認したところ、彼女の公演が行われたのは渋谷クラブクアトロではなく、実際には渋谷ON AIRだった('93年7月19〜20日。『Rid Of Me』日本盤帯に記載のツアー日程参照)。24年前の記憶のいい加減さを痛感した。慎んでお詫びすると共に訂正させていただきます。

 お詫びついでに、当時のPJ・ハーヴェイのアルバム『Rid Of Me』(1993)から1曲、1stシングルでもあった「50ft Queenie」の歌詞を和訳する。ゴールデンタイムにはまず放送できない、とんでもなくふざけた歌だ。アルバムの日本盤には、レーベル側の意向によって歌詞/対訳が掲載されていなかった。この歌の内容を正しく把握していた音楽ファンは、当時の日本にどのくらいいただろう。

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| Diva Legends | 02:30 | TOP↑

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Lianne La Havas──心のしこり




 リアン・ラ・ハヴァスのデビュー曲「No Room For Doubt」(2011)は、いつ聴いても素晴らしい曲だ。4年前の初来日公演でも、今年9月の来日公演でも、もちろん彼女はこの曲を歌ってくれた。

 ウィリー・メイソンと共作/デュエットされたメランコリックな傷心バラード。歌詞は、恋人同士である男女2人の諍いを描いている。2人の間には喧嘩によって生じた大きな亀裂があるが、時間を経て、互いに関係修復の糸口を探そうとしている。ここで言う“doubt”──両者を隔てている疑念、不信感──は、日本語で分かりやすく言えば“わだかまり”のことである。人はいつでも天使ではいられない。後から冷静に自分や相手の言動を省みて、わだかまりや誤解を取り除きたいと願うこの歌の気持ちは、ニーナ・シモンやミシェル・ンデゲオチェロが歌った「Don't Let Me Be Misunderstood」に近いものがある。

 スタジオ録音版では、内省に向かう1番をリアン、心を開いて相手に歩み寄ろうとする2番をウィリー・メイソンが歌った。両者の孤独な歌声はワルツのリズムに乗って漂泊し、やがて静かに交錯していく。

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| Diva Legends | 00:30 | TOP↑

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Lianne La Havas @ Shibuya Club Quattro 2017



 リアン・ラ・ハヴァスのコンサートを観た。
 
 '13年9月のビルボードライブ公演以来、丸4年ぶり、2度目の来日公演。2ndアルバムの発表以外に、この4年間のリアンに関する最大の話題と言えば、やはり故プリンスとの共演だろう。前回の来日時点で既に彼女とプリンスの間にはプライベートで親交があったが、その後、プリンスがロンドンのリアン宅の居間で記者会見を開いたり('14年2月4日)、リアンがプリンスのアルバム(『Art Official Age』『Hitnrun Phase One』)に立て続けに参加するなど、両者は公の活動の場でも顔を合わせるようになった。'15年7月に発表されたリアンの2nd『Blood』は、良き師だったプリンスとの交流も経て、一段とスケールを増したサウンドを聴かせる充実作だった。

 『Blood』発表から半年後の'16年2月、リアンは『Blood』収録曲をアコギの弾き語りで再録音したEP『Blood Solo』を発表。ずっとバンド同伴でツアーをしていたリアンだが、そのEPと連動して彼女はギターの弾き語りによるソロ公演も行うようになった。今回実現したのはその日本公演。8月にあったキザイア・ジョーンズのブルーノート公演と奇しくも似た内容になったが、リアンの独演会はキザイアのそれに勝るとも劣らない実に素晴らしいものだった。

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| Diva Legends | 22:40 | TOP↑

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シャーデー、レコード・プレイヤーを手放す



「お母さんがとうとうお古のスピーカーとレコード・プレイヤーをくれた。最強のレコードで初使用してみる」(9 November 2017 @caracalonbenzos)

 息子のアイザック(元アイラ)にシャーデーが古いスピーカーとレコード・プレイヤーをあげたようだ。アイザックのインスタにその動画──「Soldier Of Love」再生中──が上記キャプションと共に投稿された。

 シャーデーは昨年1月にアイザックにレコード・コレクションの一部を譲っていたが、今度はスピーカーとプレイヤーまで。オーディオ機器を新調したのか、それともストリーミング派に転向したとか?!

| Sade News | 22:10 | TOP↑

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Reggae Philharmonic Orchestra──お嬢ミニー



 英レゲエ・バンド、スティール・パルスの最初期メンバーだったマイケル・ライリーが率いたレゲエ・フィルハーモニック・オーケストラ。彼らのデビュー曲は、映画『ブルース・ブラザース』でもお馴染みのキャブ・キャロウェイの代表曲「Minnie The Moocher」(1931)のカヴァー。

 '88年当時、この曲のMVを〈ベストヒットUSA〉で視聴したときの衝撃は忘れがたい。スカ〜レゲエの飄々としたオフビートとストリングスの優雅な調べ、レゲエと言うよりはR&B的なマイケル・ライリーの甘美で鯔背な歌声、随所に登場するブルージーなジャズ・サックス、そして、スタッフ・スミスやステファン・グラッペリを彷彿させる終盤の粋なバイオリン・ソロ。すべてが新鮮でカッコ良かった。いま聴いても最高だと思う。

 一昨日、ビルボードライブ東京で行われた“21世紀のハイディホー・マン”=マセーゴの来日公演は、楽団員わずか2名(!)にもかかわらず、レゲエ・フィルのこのMVと同じくらいゴージャスで、洒脱で、くそカッコ良かった。

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| Man's Man's Man's World | 22:50 | TOP↑

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ある心理テスト 2017


心拍数  68bpm
瞳孔径  3.0mm
涙液量  7μl

検査官:今から2時間43分の映像を見せる。ネタバレもあるからそのつもりで。

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| Etc Etc Etc | 05:00 | TOP↑

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Willow──夢見る少女じゃいられない



 デビュー曲「Whip My Hair」(2010)から7年。かつて元気に髪を振り回していたあのじゃりん子ウィロウが、いつの間にか立派な少女に成長していた。

 '17年10月31日、彼女の17歳の誕生日に発表された2ndアルバム『The 1st』(2ndなのに“1st”)が素晴らしい。2年前にインディー・ポップ/R&B路線の『Ardipithecus』(2015)という風変わりな1stアルバムを出していたウィロウだが、翌年末の3曲入りEP『Mellifluous』(2016)から彼女はギターを弾き始めた。その延長線上にある今回の実質的デビュー作(と言っていいだろう)は、アコギやエレキ・ギターに加え、バイオリン、チェロ、ピアノ、フルートなどのクラシック楽器を大々的に取り入れたチェンバー・フォーク・ロック調の作品。そのオルタナ志向はデヴ・ハインズとクロイー×ハリーが客演している点にも顕著だが、より具体的に言うと、彼女はリースやアリス・スミスに非常に近いオルタナ道を歩んでいる。危うさを孕んだウィロウの感情的な歌声と、理知的で繊細な室内楽サウンドのバランスが絶妙で、少々荒削りながらも、十代の少女の所信や心の揺らぎを鮮やかに捉えた実に瑞々しい作品に仕上がった。ほぼアコギの弾き語りで歌われる最後の2曲には確実に大器の片鱗がうかがえる。

 以下に『The 1st』の最終曲「Romance」の歌詞を和訳する。十代の黒人少女が「Imagine」を「Working Class Hero」の生々しさで歌っている。大騒ぎで走り回っていた姪っ子が、久しぶりに法事で会ったら、文学や時事問題について語るやけにしっかりした子になっていた……みたいな驚きを私は今回覚えた。“ウィル・スミスの娘”という肩書きさえなければ、このアルバムはもっと評価されるはずだ。

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| Diva Legends | 18:00 | TOP↑

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ロイ・バティかく語りき(Thus spoke Roy Batty)



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LET HIM SPEAK, AND BE A SCREENWRITER
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| Etc Etc Etc | 02:00 | TOP↑

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